2019年10月19日(土)

雨の園芸店の記憶……

雨の匂い、植物の匂い、強い花の香り、肥料の匂い、濡れた土の……

色々な雨音…

硬く滑らかな葉肉に、ベルベットのような花弁に、棘に、柔らかな繊毛に覆われた葉々に、木陰に隠れた小人たちに、石に、ビニルに包まれた肥料に、プラスチックの屋根に、雨粒が落ち、つたう

生温く濡れた空気に溺れる

 

今すぐ自分の心臓に銀の刃を突き立てなくてはというこの衝動

2019年10月18日(金)

わたしは〈これ〉を表現する術を知らない!

わたしが表現しなければならないものがあるとしたらそれは〈これ〉ひとつしかないと気づいたのに、〈これ〉を表現することができない

絵でも立体でも映像でも、とにかく物質的なもので〈これ〉を表現することはできない
現世に取り出そうとしたしゅんかんに〈これ〉は〈これ〉ではなくなってしまう
もしかしたらこのために物語は存在するのかもしれない

2019-04-18,Thu.

白く燃えさかる氷の炎みたいだったあの頃の私はもうどこにもいない。

無垢で純粋で情熱的で愚かで残酷で美しかった私の心はどこかへいってしまった。

 

真正面から自分の心を覗き込み傷ついて踠くことなんてもうできない。

 

コノテガシワの実みたいなトゲトゲゴツゴツした何色とも言えないような粒が、胸郭いっぱいに詰まっているのを感じる。

恐怖や痛みから目を逸らす度に喉の奥に結晶し、生唾を飲み込むごとに胸へと落ちてゆく。

 

 

いま静止している私はでもどこかでまたあの頃みたいに疾走したいと願っている

どんなにつらくてくるしくて血と涙を流し続けることになっても、少しでも透明に近づきたいのだ

 

 

 

2019年1月27日(日)

目標をひとつ決めたい

 

私は情報の海に溺れている

何でも知りたい、欲しい、できるようになりたい、見たい、経験したい

浅いところだけ覗いて満足することもできない。全てを深めたい。

いつも欲張って、海岸の砂を全て掌で掬い尽くすんだと足掻いている。一度掴んだ砂粒が零れ落ちているのにも気づかずに。

 

全ての悲しみに枯れるまで涙を流したいし全ての笑顔に満面の笑みを返したいのに時間の流れはあまりにめまぐるしくて、全部ごちゃ混ぜになって消えていってしまう。

優先順位をつけるのはとても苦しい。でも、たったひとつの微笑みに笑顔を返せたら、それは私を救うのじゃないかと思う。

 

ひとつ。何かひとつきちんとやる

 

 

 

 

2018年11月30日(金)

煙草がどんどん減る。

吐きそうになるから煙草を喫う。何かの痛みを思い出しそうになると吐き気がする。忘れるために煙草を喫う。

 

私はどうやったら幸せになれるのかな。

漫画だったら簡単なのに。深見じゅんとか。心がボロボロに傷ついてドロドロに腐ってる奴がいるとピカピカに楽観的で明るい超人的なお節介(たいていは主人公だ)がやってきて付き纏って心の棘を抜いて溜めてきた涙をわんわん流させてくれる。可哀想な奴はそれで更生して強い心を手に入れる。

現実にはそれを全部自分でやらなきゃいけない。