2018年7月7日(土)

例年のごとく熊氏に目録を貰っていたにも関わらず、七夕(*)の下見に行きそびれる。

最近朝5時から6時の間に目が覚めるのだが、すると必ず午後になって猛烈な眠気に襲われる。今日もそうで、古書会館に向かうべく意気揚々と地下鉄に乗り込むも爆睡。気づけば成城学園前御茶ノ水に戻ったら4時を少し過ぎていて、閉場の時間を勘違いしていた私は(6時だと思っていた)古書会館へ急ぐが「本日は閉店しました」の立札。確認したら閉まるのは4時だった(16時を6時と見間違えていたのかな)。ケルムスコット・プレスの『チョーサー全集』がどうしても見たかったのに(あわよくば触りたかったのに)。ショック状態で神保町を彷徨くが気分が沈んでいて何も見る気にならない。仕方ないので三省堂の入り口にて風鈴で遊ぶ。いい音がするものはやはりちょっと高い(それは裏のテラスにあった)。

 

末期古本病患者の皆さんの飲み会にまた呼んでもらえたので京王線で八王子へ。同じ電車だったのか、駅で酒氏、T氏と遭遇(Tさんと眼鏡が被っていて肝が冷える。2年くらい前、金子眼鏡でTさんの眼鏡と同じ職人の作を買ってそれ以来愛用していたのだがまさかTさんも買っていたなんて!ストーカー行為には天罰が降るのだ…(いやこれは喜ぶところかもしれない))。酒氏に画家の情報をもらったりTさんの映画情報を聞いたりしながら一緒にS書房へ。外はもう暗い。S書房で1時間ほどぐだぐだして(ガラスケースの中がガラガラになっていて驚く。いつから?なぜ?)熊氏の待つ飲み屋へ。松氏も合流。飲み屋で3時間くらい(TさんのTシャツZAZEN BOYよく知らないミュージシャンのTシャツをファッションとして着る話。酒氏が例の3冊500円の均一で買ったと見せてくれた豊満な(肥った)女性の写真集、ブックオフ、地方の古本屋、貸本、まんだらけ入院保険、早送り、etc)、後、松氏は抜け、残りでラーメン屋。ラーメンとビール、餃子。大学合格のお祝いとして全部御馳走していただく。感謝。終電を逃し実家へ(下りの方が終電が遅い)。実家は天国なり。「古本の飲み会」というよくわからない説明、不審がられる。自分でもよくわからないんだからわかるように説明できるわけがない。

 

今はこの飲み会くらいでしか顔を合わせないけれどこの人たちのこと本当に好きだなと思う。世界が更に遠く広く存在していることを垣間見せ、地平線の向こうに浮かぶ蜃気楼を追いかけ続けるような気持ちを保たせてくれる最高の先輩たちだ

 

酒氏にアルキド樹脂絵の具というものを教えてもらった。なんと水性でありながら油性の面にも描くことができる(油絵の具の上に重ねたり)というのです。表面はアクリル絵の具並みのはやさで乾くが内側まで乾くのに時間がかかるため色々な使い方ができる。ワオ。

 

 

 

*注:七夕…明治古典会 七夕古書大入札会。毎年七夕の季節に東京古書会館で催される大規模なオークション。下見日が設置されており、この日は一般人が自由に入って、出品される品(書籍はもちろん美術品、古典籍、資料類等)を直に眺めることができる。